IntelNICと蟹(Realtek)の性能比較
先日友達からIntel(R) PRO/100+
Management
Adapterを貰ったのだが
その条件として感想を1k文字書かなくてはいけなくなってしまった。
もともと文章書くのは苦手なのだがひたすら実験してつらつら結果を書くだけならできるのでやってみた。
だからここで書いているのはそれだけの内容である。
intel系NICの性能については
NIC MANIA
-LANカードレビューサイト-で詳しく書かれているのでここでは相対的な性能差について書きたいと思います。
上がIntel(R) PRO/100+ Management
Adapter
下がRealtek RTL8139 Family PCI Fast
Ethernet NIC
大きさはどちらも似たくらいです。
格チップの写真
Intel(R) PRO/100+
Management Adapter
Realtek RTL8139 Family PCI Fast
Ethernet NIC
Realteckが蟹とよばれるようになった蟹さんが書いているチップ
ちなみによくアキバでまわっている以下のNICはIntel産じゃないのでご注意してください。
(というか私は間違って買ってしまいましたw
http://www.nicmania.net/nic/i82558b.html
正体はこのNEC産なんですけどね。(チップは同じなんだけど微妙に右端が違いますが
そこそこ優秀ですよ。ジャンクで100円です。ヘタな蟹チップを買うならコッチを買ったほうがいいと思います。
実験概要
メインとセカンドマシンでランダムに作成した4Gのファイルのやり取りをし、その間の転送速度とCPU消費率を調べる。
パケット値はデフォルトで何もいじっていません。
メイン
[CPU]
Pen4 3.80GHz
[M/B] P4P800-E Deluxe
[メモリ] 512M
[NIC] NEC
PK-UG-X006(PCI) or compatible Fast Ethernet Adapter
サブ
[CPU] Celeron
2.60GHz
[M/B] 8IPE1000PRO2
[メモリ] 512M
[NIC]
実験1:Realtek RTL8139 Family PCI Fast Ethernet
NIC
実験2:Intel(R) PRO/100+ Management
Adapter
スイッチングハブ
ETG4-SH8N
ダミーファイル
高速ダミーファイル作成ツール
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se318088.html
makedummy.exe
-f 4Gdummy -s 4G -m r
でランダムな4Gのファイルを作成
転送速度を調べるツール
TCP Monitor
Plus
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se260331.html
[実験1]
Realtek RTL8139 Family PCI Fast Ethernet
NICの検証
メイン(NEC)→セカンド(Realtek)
PCに触らないで普通にセカンドマシンへ転送した時の転送速度とCPU消費率
だいたい、転送速度は9200KB/sでCPUは40〜54%と言った感じです。
次にこの転送している時に裏で動画をさせてみます。
転送速度は6000k/s
CPUは70〜80%と言った感じです。
メイン(NEC)←セカンドマシン(Realtek)
PCに触らないで普通にセカンドマシンへ転送した時の転送速度とCPU消費率
転送速度は7600k/s CPUはCPUは40〜50%と言った感じです。
次にこの裏で動画を再生させてみましょう。
転送速度は3200KB/s
CPUは80〜90%と言った感じです。
転送速度は結構落ち込みました。
[実験2] Intel(R) PRO/100+ Management Adapterの検証
メイン(NEC)→セカンドマシン(Intel)
転送速度は9180KB/s CPU18〜25%といった感じです。
次にこの裏側で動画を再生させてみましょう
転送速度は6000K/s CPUは60%〜70%と言った感じです。
メインマシン(NEC)←セカンドマシン(Intel)
転送速度は8200KB/s CPUは20〜24%と言った感じです。
次に裏側で動画を再生させてみましょう
転送速度は3000KB/s
CPUは90〜94%といった感じです。
[実験結果のまとめ]
テーブルで作ろうと思ったけどタルイのでエクセル&キャプチャで回避
[まとめ]
・表の一番上より受信される側のNICも重要である。
蟹だと40〜54%だがIntelになると18〜25%になっている。
というわけでファイルを送信するマシンはすべてIntelにしまいましょう。
・Intel最高
蟹だと通常時に40〜50%だがIntelだとおよそその半分の20〜24%である。
ただ、動画再生などの負荷時にはあんまり変わらないようだ。